<開催概要>
ITやモバイルの普及により、消費者の購買行動は大きく変わりつつあります。ECサイトやモバイル、店舗など多様な購買チャネルを活用したショッピングスタイルが一般化する中で、お客様を理解しそれに合ったサービスを無駄なく実行することにより、低コストで売上増大が可能なマーケティングを実現することが可能です。本セミナーでは、このようなオムニチャネル時代に小売・流通がどう変わりつつあるのか、ICTを活用したデジタルマーケティングを実践する上での実現課題や成功するポイント、最新事例についてご紹介します。
▼日時:2015年3月14日(土)14:00-18:00
▼場所:アスパム9F津軽(青森市安方1-1-40)
▼講師
【講演1】
富士通株式会社
デジタルマーケティング推進部 マネージャー
西本 伸一氏
【講演2】
株式会社日立製作所
ITプラットフォーム事業本部 開発統括本部
ソフトウエア開発本部 ビックデータソリューション部 主管技師
加藤 二朗氏
【講演3】
日本マイクロソフト株式会社
テクニカル エバンジェリスト
畠山 大有氏
▼主催:青森県
▼企画運営:株式会社サン・コンピュータ
*本セミナーは、青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」により開催いたします。
▼プログラム
講演1 14:05-15:05
ビジネスを成功に導くマーケティング変革 徹底解説
~case studyで学ぶオムニチャンネル時代の顧客戦略とは~
講演2 15:15-16:15
データ分析でお客様の心をつかめるか?
~お客さまの多様な価値観を理解するデータ活用術~
講演3 16:35-17:35
ビックデータ時代のMicrosoft AzureとExcelの不思議な関係
~可視化によって得られる気づきとは?~
<講演1>
「オムニチャンネル」とはどのようなものなのかを、多様化する消費者との接点で起こる事象と企業のマーケティング手法についてECサイトでのショッピングをケースに解説して頂きました。また、DPMというデータ利活用の最新動向についても紹介されていました。
西本氏
まずは、今後のマーケティングを紐解く最重要ワードとされる「コンテンツマーケティング」についてお話をいただきました。コンテンツマーケティングとは見込み客に購買に結び付けることを目的としておりお客様にとって価値のあるコンテンツを発信することであり①自社商品のターゲットを理解し明確に定義すること②見込み客、既存顧客を理解し購買につなげて売上を伸ばすことを行わなければならないとおっしゃっていました。
続いて、消費者・小売の目線でコンテンツマーケティングについて仮想の登場人物を使い説明して頂きました。
消費者の目線ではニュースサイトの広告からお店のサイトを覗くとクーポン券の発行やポイントの贈呈、嗜好にあった商品をすすめられるなどのサービスを受けることができました。
そのサービスを実現するために小売り側はビーコンやジオフェンスなどを使い消費者の行動をあらゆる”チャネル(接点)”で切れ目なく追いかけていき、プロモーションと”データ収集”を表裏一体で実行していきます。
この”チャネル(接点)”と”データ収集”を表裏一体で行うことがオムニチャネルであるとおっしゃっていました。
最後に、今後のトレンドになっていくであろうデータマーケティングのプラットホームであるDMPについて説明していただいた。
<講演2>
流通業が直面する課題と流通業におけるビックデータ活用事例という題に対して、顧客の購買行動の変化にともなうオムニチャンネルの必要性についてや課題についてお話いただきました。また、データ分析を利用した事例として日立製作所で行っているビックデータを使ったサービスを紹介していただきました。
加藤氏
流通業の現状として、情報通信の進化により企業はネットと店舗の双方を区別せず、自社のチャネルに消費者を引き込むための取組が必要とされており、激化する競争環境の中で他企業と差別化を図るためにオムニチャネルの取組が避けられないテーマとなっているとおしゃっていました。
しかし、大量にある営業情報を集約、分析、活用させるプロセスを確立させることなどの課題はのこっているとのことでした。
流通業におけるビックデータの活用事例としては購買履歴分析を行う際に商品選択理由を示す属性を付け、購買履歴を収集することで顧客プロファイリングが可能になったものを挙げられていました。
<講演3>
消費者の購買動向の変化により企業がかかえる巨大な顧客データ。このデータを分析するにあたり多くの企業で使ったことがあるExcelを中心として、Microsoft Azureを使った有効活用方法を紹介していただきました。
畠山氏
モバイルとソーシャルの普及により、ビジネスにスピードが求められるようになってきています。その中でも、巨大なデータがインターネット上に蓄積されそのインフラとしてクラウドが注目されています。
そのビジネスのスピードを上げるために有効なものの1つとしてMicrosoft Azureを紹介されていました。
その他に、ビジネスの現場を数値で理解するためのツールとしてExcelの役立つ機能を紹介していただきました。ピポットテーブルなどが入っている点、PowerPointやWordと連動している点などの説明をしていただいた他に、Power BIというビックデータの加工から地図へのプロットができるものも紹介していただきました。
以上で3名の講演が終わり、デジタルマーケティングセミナーのプログラムが終了となりました。
講師の西本様、加藤様、畠山様、セミナーに参加して下さった皆様ありがとうございました。
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